CDNの導入目安とは?どのようなサイトがCDNの導入すべきなのか

INTRODUCTORY GUIDELINE

liteCDNに興味を持ったサイト運営者の方に、「自分のサイトにCDNは本当に必要ですか?」と質問をされることがあります。

たしかにCDNのメリットは理解できても、それが本当に必要なのか悩んでいる方が、意外に多くいるのかもしれません。

そこで、ここではCDNの導入目安に役立つ情報をお伝えしたいと思います。

CDNの導入目安

ここでは、どのようなサイトがCDNを導入すべきなのか紹介していきます。

アクセスが集中する可能性があるサイト

HTTP505エラーとは?

インターネットをしていると、「503エラー」を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

この503エラーは、「サーバーに負荷がかかっているので、今は表示できませんよ」というエラーです。

通常時は出ることの少ないエラーでも、対策を取っておかないとアクセスが集中するたびにエラーになることも…。

ピーク同時接続 ピーク帯域
キャンペーン 通常の数~数10倍 サイトにより異なる
Webメディア露出 数千~ 数百Mbps~
TV連動 数十万~ 数十~Gbps

出典:J-Stream J-Stream CDN情報サイト「ピーク対策」

サイトを利用しているユーザーからしてみれば、「何かエラーが出た」と不安になったり、「このサイトは閉鎖したのかな?」と勘違いしたりするかもしれません。

アクセスの集中の原因(一例)

・ニュースなどの情報コンテンツの定時配信

・セールなどの特売イベント開催

・人気アーティストや公演のチケット販売開始

・イベントやキャンペーン告知による影響

上記のようなサービスを月額料金でサービスを提供している場合は、サーバーの負荷によってサービスが利用できないとユーザーの離脱にもつながります。

またサービスの品質が悪いことがSNSや口コミで拡散されたら、企業の信用やブランド力の低下につながってしまうかもしれません。

そのようなリスクを抱えないためにも、アクセスの集中が考えられるサイト(コンテンツ)を運営にはCDNの導入をおすすめします。

ECサイトの60%以上がCDNを利用

CDNの現状

2017年に以下の記事が発表されました。

【大手ECの約60%がCDN導入】知らないでは済まされないCDNとは?

コロナ禍の中で外出しづらい時期が長かったため、自宅で気軽に購入できるECサイトは急成長を遂げ、2017年よりもCDN導入は60%よりも増えていると考えられます。

とはいえ、そこまで大規模でないECサイトでもCDNを利用すべきでしょうか?

その答えは『YES』です。

なぜなら、サイトの表示が遅くなれば確実に不利益につながるからです。

Amazon

サイト表示が0.1秒遅くなると、売り上げが1%減少し、1秒高速化すると10%の売上が向上

引用:Web experiments generate insights and promote innovation.

ネットショップ担当者フォーラム

モバイル経由のアクセスでは表示速度が3秒のときにコンバージョン率が最大化し、表示時間が長くなるにつれてコンバージョン率が下がり、7秒で半減した

引用:ECサイトの業績に関わる”1秒”の価値。ユーザーの期待に応える表示速度を

Google

表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇する。 表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇する。 表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇する。 表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇する。

引用:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

マイナビ

3秒を過ぎると57%のユーザーがしびれを切らし、訪問を諦めることがわかった

引用:3秒が許容範囲 – Webサイトのパフォーマンスが重要な理由

このように多くの専門家や大手ECサイトは、サイトの表示速度による影響を大きく捉え、CDNを導入してサイトの高速化や安定運用の対策を行っているのです。

今後もCDNの需要が高まることが予想される

liteCDNでサイトの高速化・安定化を!

最近はサイトやコンテンツの利用も、PCから手軽に使用できるスマートフォンやタブレットというデバイスに移行してきました。

ユーザーが年々増えていることに比例して、サイトやコンテンツも続々と増えています。

そのためサイトやコンテンツの提供者は、ライバルとの差別化を図らなければユーザーの獲得さえ危ぶまれてしまうのです。

その差別化のひとつが、表示速度向上も含めたサイトの利用のし易さの向上で、それに役立つのがCDNでしょう。

実際に、株式会社Jストリームが「株式会社Jストリーム CDNのいままでとこれから」で、インターネットトラフィックの80%がCDNから配信されていると報告しています。

まとめ

CDNの導入については、ウェブサーバーのスペックやアクセス数の変動に左右されるので、「1日のアクセスが〇以上なら」という目安を答えることができません。

CDNの導入はアクセス数やサーバーのスペックではなく、「CDNの導入目安」で紹介している通り、サイトやコンテンツの内容によって決めたほうがよいでしょう。

まずは、liteCDNでどれぐらいサーバーの負担を減らし、「サイトの高速化ができるか。安定配信できるか。」をご検討いただけないでしょうか?

もちろんサービスになっとくできない場合は、30日でサービス終了。しつこい勧誘や解約のお手続きもありません。